貸し農園でのもぐら被害を防ぐ|通えない期間に備えるための実践ガイド
- Hidemitsu Noguchi
- 7月19日
- 読了時間: 15分

久しぶりに貸し農園へ行ってみると、畝の周辺にいくつもの盛り土ができていた。
植えたばかりの苗が傾き、根元の土が浮いている。
平らに整えていた通路に、細長く盛り上がった筋が続いている。
貸し農園や市民農園では、数日から1週間ほど区画を離れている間に、地面の状態が大きく変わっていることがあります。
こうした盛り土やトンネル状の跡は、モグラの活動によってできた可能性があります。
モグラは土の中で生活するため、カラスや猫のように姿を直接確認できることは多くありません。そのため、被害が小さいうちは気づきにくく、次に農園を訪れたときには活動範囲が広がっていることがあります。
特に、週末しか通えない方、遠方の貸し農園を利用している方、暑さや体調によって訪問頻度が変わるシニア世代にとって、毎日の確認は現実的ではありません。
大切なのは、頻繁に見回れないことを前提として、次に訪れるまでの備えをしておくことです。
この記事では、貸し農園で起きるモグラ被害の特徴、ほかの動物との見分け方、訪問時に確認したいポイント、天然乾燥ヒトデを使用した撒布資材「もぐらバイバイ」の取り入れ方を紹介します。
モグラは野菜を食べる動物ではない
モグラ被害を考えるうえで、最初に知っておきたいことがあります。
モグラは、トマトや大根、ジャガイモなどの野菜を主な餌として食べる動物ではありません。
土の中にいるミミズや昆虫、小さな生き物などを探しながら、地中にトンネルをつくって生活しています。
それでは、なぜ家庭菜園や貸し農園で問題になるのでしょうか。
モグラが地中を掘り進むことで、次のような影響が出る場合があるためです。
苗の根元の土が浮く
根と土の間に空洞ができる
植え付けたばかりの苗が傾く
畝や通路が崩れる
水や肥料の流れが変わる
地面に盛り土ができ、歩きにくくなる
特に、小さな苗や根がまだ十分に張っていない野菜は、根元の土が動くことで生育に影響を受けることがあります。
ただし、根菜や球根が直接かじられている場合は、モグラではなく、ネズミやハタネズミなど別の小動物が関係している可能性があります。
盛り土があることと、野菜が食べられていることを、すべて同じ動物の仕業だと決めつけないことが大切です。
貸し農園では被害に気づくまで時間が空きやすい
自宅の庭であれば、毎朝水やりをするときに、小さな盛り土や地面の変化に気づくことができます。
一方、貸し農園では、訪問と訪問の間が数日から数週間空くことがあります。
前回訪れたときには一つだけだった盛り土が、次の訪問時には複数の場所へ広がっていることもあります。
また、貸し農園では、自分の区画だけでモグラが活動しているとは限りません。
隣の区画、共同通路、農園の外周、堆肥置き場などから、地下の通路がつながっている可能性があります。
自分の区画内だけで盛り土をならしても、別の場所から再び活動することがあります。
そのため、貸し農園でのモグラ対策は、
「盛り土を一つ見つけたら、その場だけ直す」
のではなく、
「どの方向から活動が広がっているのかを見る」
「複数の区画で同じ現象が起きていないか確認する」
という視点が必要です。
まずはモグラの活動跡か確認する
地面に盛り土や穴があるからといって、必ずしもモグラとは限りません。
モグラ対策を始める前に、地面の変化をよく観察しましょう。
モグラの活動が疑われる痕跡
モグラの活動では、次のような特徴が見られることがあります。
土が下から押し上げられたような盛り土
地面の表面に続く細長い盛り上がり
盛り土をならしても、数日後に同じ場所が再び盛り上がる
苗の根元や畝の脇に空洞がある
地面を踏むと一部が沈む
盛り土の形や大きさは、土質や活動場所によって異なります。
写真だけで完全に判断することは難しい場合もありますが、同じ場所を定期的に撮影すると、活動の変化が分かりやすくなります。
別の動物が疑われる痕跡
次のような場合は、モグラ以外の動物も考えられます。
野菜や球根に歯形がある
地面に開いた穴の入口がはっきり見える
小さなフンが残っている
種や実が持ち去られている
畝の上に足跡がある
夜間に作物だけが食べられている
一つの区画で、モグラとネズミなど複数の動物が活動している可能性もあります。
原因が分からない場合は、盛り土、穴、食害の跡をそれぞれ撮影し、農園管理者やECOxCOへご相談ください。
モグラ被害は「早く気づく仕組み」が大切
モグラは地中を移動するため、姿を探して見回ることはできません。
対策では、地面の変化を見つけることが重要です。
貸し農園へ毎日通えない場合でも、確認する場所を決めておけば、短時間で活動の有無を把握しやすくなります。
例えば、区画内に次のような確認地点を決めておきます。
苗を植えた畝の両端
盛り土が最初に見つかった場所
隣接区画との境界
農園の通路に近い部分
水路や柔らかい土がある場所
堆肥や有機物を入れた周辺
訪問するたびに、同じ順番で地面を確認します。
盛り土を見つけたら、ただ平らにするだけでなく、スマートフォンで写真を撮りましょう。
写真の日付を確認すれば、活動が続いているのか、別の場所へ移ったのかを判断する材料になります。
通えない期間の前に区画を整理する
数日から数週間、貸し農園へ行けないことが分かっている場合は、出発前や最後の訪問日に区画を整理しておきます。
苗の根元を確認する
植え付けたばかりの苗は、根が十分に張っていません。
根元の土が浮いていたら、軽く押さえて安定させます。
ただし、強く踏み固めると通気性や排水性に影響するため、苗が倒れない程度に整えます。
畝と通路を平らにする
既存の盛り土や土の塊をならしておくと、次回訪れたときに新しくできた変化を発見しやすくなります。
地面が最初から凸凹していると、どれが新しい活動跡なのか判断しにくくなります。
収穫できる野菜を残さない
モグラは野菜を主な餌としませんが、農園にはモグラ以外の小動物も来る可能性があります。
熟した野菜や落果を放置すると、ネズミなどを引き寄せる原因になることがあります。
しばらく訪問できない場合は、収穫できるものを早めに持ち帰り、傷んだ野菜も片づけましょう。
資材や袋を地面に放置しない
空の肥料袋、シート、段ボールなどを地面に置いたままにすると、地面の変化を確認しにくくなります。
また、風で飛んだり、水がたまったりする可能性もあります。
農園のルールに従って片づけておきます。
大がかりな対策が難しい貸し農園
モグラ対策には、地中へ金網を入れる方法や、通路へ器具を設置する方法などがあります。
しかし、貸し農園では自由に地面を深く掘ったり、恒久的な設備を入れたりできないことがあります。
区画の契約期間が決まっている場合、退去時に原状回復を求められることもあります。
また、次のような行為が農園のルールで禁止されている場合があります。
深い穴を掘る
金網や板を地中に埋める
捕獲器を設置する
音や振動を出す装置を使う
匂いの強い資材を無断で使用する
区画外へ設備を設置する
モグラ対策を始める前に、貸し農園の利用規約を確認してください。
特に捕獲については、対象動物や方法によって法令、許可、管理上の問題が生じる可能性があります。
自己判断で捕獲器を設置せず、農園管理者や自治体へ相談しましょう。
撒布タイプの「もぐらバイバイ」という選択肢
大がかりな設備を設置しにくい貸し農園では、撒いて使用するタイプの資材も選択肢になります。
ECOxCOが取り扱う「もぐらバイバイ」は、天然乾燥ヒトデを100%使用した自然由来の撒布用資材です。
モグラの盛り土や地中の活動が疑われる場所を確認し、気になる範囲に撒布して使用します。
袋から取り出して使用できるため、電源、電池、充電、複雑な機器の設置を必要としません。
週末しか農園へ通えない方や、重い設備を設置することが難しい方にも、取り入れやすい方法です。
ただし、もぐらバイバイは、モグラを捕獲・殺傷する商品ではありません。
地中で活動する動物が近寄りにくい環境づくりを目的として使用する資材です。
使用後の状況は、土質、雨量、散水、気温、活動範囲、周辺環境などによって異なります。
一度使用すれば、モグラが完全にいなくなることや、盛り土が二度とできなくなることを保証するものではありません。
使う場所は盛り土だけで判断しない
もぐらバイバイを使う際は、盛り土の頂上だけに集中して撒けばよいとは限りません。
盛り土は、モグラが地中の土を押し出した結果としてできたものであり、実際の通路はその下や周辺に続いている可能性があります。
まず、盛り土と細長い地面の盛り上がりを確認します。
次に、隣の区画、畝、通路との位置関係を見ます。
複数の盛り土が直線状に並んでいれば、その周辺に活動範囲がある可能性があります。
ただし、使用範囲や使用量は、区画の広さや被害状況によって異なります。
自己判断で大量に撒くのではなく、商品の表示を確認し、不明な場合はECOxCOへお問い合わせください。
貸し農園では使用前に管理者へ確認する
もぐらバイバイは農薬のように作物へ散布する商品ではありませんが、貸し農園で自由に使用できるとは限りません。
農園によっては、自然由来資材や忌避資材についても、事前の承認を求めている場合があります。
理由として、次のようなことが考えられます。
原料由来の匂いが隣の区画へ届く
雨や散水で共同通路へ流れる
子どもやペットが触れる可能性がある
農園全体で使用資材を統一している
区画外のモグラの活動へ影響する可能性がある
ほかの利用者から問い合わせが出る可能性がある
管理者へ確認するときは、商品名だけでなく、使用目的や予定場所も伝えましょう。
例えば、次のように確認します。
「区画内にモグラと思われる盛り土があります。天然乾燥ヒトデを使用した撒布型の自然由来資材を、作物へ直接かけず、区画内の活動跡周辺に使用したいと考えています。利用規約上、使用しても問題ないでしょうか」
商品ページやパッケージの説明を提示すると、管理者が判断しやすくなります。
使用を認められなかった場合は、自己判断で撒布せず、別の対策を相談してください。
訪問時に確認したいチェックポイント
貸し農園を訪れた際は、野菜の手入れと一緒に、モグラの活動跡を確認します。
見る場所を決めておけば、確認のために農園へ行く回数を増やす必要はありません。
区画へ入る前
まずは、区画の外から全体を見ます。
新しい盛り土がないか
畝や通路が盛り上がっていないか
隣の区画にも同じ跡がないか
苗が傾いていないか
すぐに区画へ入ると、足で盛り土や地面の筋を崩してしまうことがあります。
最初に写真を撮っておくとよいでしょう。
苗と畝
次に、苗の根元と畝を確認します。
根元の土が浮いていないか
苗が傾いていないか
地面に空洞がないか
水やりをした水が不自然に吸い込まれないか
根元が浮いている場合は、土を軽く戻して苗を安定させます。
盛り土
以前の盛り土をならした場所が、再び押し上げられていないか確認します。
同じ場所が繰り返し盛り上がる場合は、活動が続いている可能性があります。
盛り土の数と位置を記録すると、変化を追いやすくなります。
使用した資材
もぐらバイバイを使用している場合は、次の点を見ます。
雨で流されていないか
土に埋もれて見えなくなっていないか
共同通路や隣の区画へ移動していないか
新しい盛り土が別の場所へ移っていないか
使用場所に子どもやペットが入っていないか
使用目安は固定ではなく、環境に合わせて考える
屋外で使用する資材は、雨、散水、土質、気温などの影響を受けます。
そのため、「一度撒けば必ず何か月使える」と一律に考えることはできません。
使用状態が変わりやすい条件には、次のようなものがあります。
雨が多い
水はけのよい傾斜地
頻繁に散水する
土を何度も耕す
表面の土を入れ替える
強い風が吹く
周囲でほかの利用者が作業する
モグラの活動場所が移動する
商品の使用目安は、管理計画を立てる際の参考にはなります。
しかし、期間だけで追加使用を決めるのではなく、訪問時の地面の状態と新しい活動跡を確認して判断することが大切です。
ECOxCOへお問い合わせいただく際は、農園へ通える頻度をお知らせください。
「週に一度」
「月に2回」
「冬は月に一度」
など、訪問ペースが分かれば、確認のタイミングを考えやすくなります。
通えない期間が長いときの備え方
旅行、入院、仕事、暑さなどにより、しばらく貸し農園へ行けないこともあります。
長期間不在にする前は、次のような準備を検討しましょう。
地面の状態を記録する
最後の訪問日に、区画全体、盛り土、苗の根元を撮影します。
次に訪れたとき、どの場所が変化したか比較できます。
盛り土を一度ならす
既存の盛り土を平らにしておくと、新しくできた盛り土を発見しやすくなります。
ただし、急に足を踏み込むと地面が沈むことがあるため、空洞に注意してください。
管理者へ状況を伝える
盛り土が複数区画に広がっている場合は、農園管理者へ報告します。
自分の区画だけでなく、農園全体で確認してもらうことが重要です。
許可を得た資材を使用する
管理者の許可を得たうえで、もぐらバイバイなどの撒布資材を使用します。
雨が集中する場所、共同通路、水路の近くを避け、自分の区画内に収まるようにします。
家族や近隣区画の利用者へ確認を頼む
可能であれば、農園へ行く家族や近くの利用者に、大きな盛り土が増えていないか見てもらいます。
詳しい作業を頼む必要はありません。
区画の外から写真を撮ってもらうだけでも、状況の把握に役立ちます。
モグラを見つけても自分で捕まえようとしない
モグラは普段、地中で活動しています。
地表に出てきたモグラを見つけても、素手で触ったり、追いかけたりしないでください。
また、捕獲器や罠を使用する場合は、対象動物や地域、設置方法によって法令や許可に関する確認が必要になることがあります。
貸し農園では、ほかの利用者や子どもが罠に触れる危険もあります。
捕獲を検討する場合は、必ず農園管理者や自治体へ相談してください。
家庭菜園や貸し農園では、まず地面の環境管理と、侵入・活動を減らすための方法を検討しましょう。
モグラ以外の被害がある場合
盛り土に加えて、野菜が食べられている場合は、別の動物の対策も必要になることがあります。
例えば、ネズミがモグラの通路を利用して移動する可能性も考えられます。
次のような被害がある場合は、モグラ対策だけで終わらせないようにしましょう。
根菜や球根がかじられている
地面に小さな入口がある
小さなフンがある
夜間に果実が食べられる
種や苗が持ち去られる
防鳥ネットの下に侵入跡がある
写真や痕跡を確認し、対象動物に応じて、ネット、清掃、餌となるものの撤去、侵入口対策などを組み合わせます。
何の動物か判断できない場合は、ECOxCOへお問い合わせください。
天然由来でも正しい使い方が必要
もぐらバイバイは天然乾燥ヒトデを使用した資材ですが、食品ではありません。
天然由来という理由だけで、どこにでも自由に使えるわけではありません。
使用時には、次の点に注意してください。
商品表示と使用方法を確認する
作物の可食部分へ直接使用しない
使用時は手袋を着用する
使用後は手を洗う
目や口に入らないよう注意する
子どもやペットが触れない場所に保管する
強風の日の撒布を避ける
雨で共同通路や水路へ流れない場所を選ぶ
農園管理者の許可を得る
用途以外には使用しない
天然素材であっても、原料由来の匂いや周囲への影響には配慮が必要です。
隣接区画との距離が近い場合は、管理者だけでなく、必要に応じて隣の利用者にも説明しましょう。

まとめ|次に訪れるまでの期間を考えて備える
貸し農園でのモグラ被害は、姿が見えにくく、訪問の間隔が空くほど変化に気づきにくいことが特徴です。
ただし、毎日農園へ通えないからといって、対策を諦める必要はありません。
重要なのは、訪問するたびに同じ場所を確認し、次に訪れるまでの備えをしておくことです。
盛り土をならす。
写真を撮る。
苗の根元を確認する。
隣の区画にも活動跡がないか見る。
管理者へ状況を共有する。
使用が認められた資材を、適切な場所に使用する。
こうした小さな確認を習慣にすることで、地面の変化を把握しやすくなります。
天然乾燥ヒトデを使用した「もぐらバイバイ」は、袋から取り出して撒布できる自然由来の資材です。
大がかりな地中工事や電源を必要としないため、週末利用の貸し農園や、重い設備を設置することが難しい方にも検討しやすい方法です。
ただし、モグラの捕獲・殺傷や、被害の完全な解消を保証する商品ではありません。
土質、雨量、活動範囲、周辺環境などによって使用後の状況は異なります。
また、貸し農園では資材の使用ルールが農園ごとに異なるため、導入前に必ず管理者へ確認してください。
「しばらく農園へ行けないので、今のうちに備えたい」
「盛り土がモグラのものか確認したい」
「自分の訪問ペースに合った使い方を相談したい」
「管理者への説明方法が分からない」
このようなお悩みがある方は、ECOxCOへお問い合わせください。
農園の状況、通える頻度、盛り土の場所を確認しながら、無理なく続けられる対策を一緒に考えます。
免責事項
本記事は、貸し農園、市民農園および家庭菜園における一般的なモグラの活動跡と対策について情報提供するものです。
地面の盛り土や穴が、必ずモグラによるものとは限りません。作物の食害、足跡、フン、穴の形状などを確認し、原因が分からない場合は農園管理者、自治体または専門業者へご相談ください。
もぐらバイバイは、対象動物を捕獲・殺傷する商品ではなく、完全な侵入防止や被害解消を保証するものではありません。使用後の状況や使用期間は、土質、雨量、散水、気温、設置場所、活動範囲、周辺環境などによって異なります。
貸し農園や市民農園では、使用できる資材や設置方法について農園独自のルールが設けられている場合があります。導入前に必ず利用規約を確認し、農園管理者または運営者の承認を得てください。
天然由来の資材であっても食品ではありません。商品本体および販売ページに記載された用途、使用方法、使用量、保管方法、注意事項をご確認のうえ、適切に使用してください。
農園の利用者層に合わせて、高齢者向けにさらに読みやすくすることも可能です。





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